サクッと英文法 第1文型
勉強法
2019.02.27
サクッと英文法 単語の品詞では、英文は5タイプしかないことを説明した。
しかし、ざっくりとしか説明できていなかったので、もう少し詳しくみておく必要がある。
今回は第1文型について説明していこう。
目次
第1文型って?
第1文型は、主語(S)+動詞(V) だけで構成される文だ。
長文が読みたいのにそんな2単語でしかない文、意味ないやん!と思うかもしれないが、別に2つの単語だけでできている文ではない。
主語と言っても修飾されれば長くなる(長いように見える)し、動詞の後ろに何もこないとは限らない。
1つずつみていこう。
基本のカタチ
例えば
これは第1文型の一番の基本形だ。
飾りっ気は一切ない。
では、次はどうだろうか?
これは単語が3つあるので第2か第3文型!という人がたまにいるが、そうではない。
サクッと英文法 単語の品詞でも説明したが、単語を覚える時は品詞もセットで覚えておこう。
ここでのfastは副詞だ。
副詞は名詞を修飾できない。
そして、副詞は文の要素にはなり得ない。
だから、正解は
となって、実はこれも第1文型になる。
自動詞と他動詞
まず、自動詞と他動詞という言葉を知っているだろうか?
自動詞は目的語を必要としない(自分一人で完結する)
他動詞は目的語が必要(対象となる人やモノが必要になる)
例えば、自動詞のrunの場合、意味は「走る」なので、一人でrunすることはできる。
一方で、run には他動詞の意味も存在する。
これを「私は会社に向かって走る」とか訳してはいけない。
the company は名詞で、ここでは目的語だ。
となると、これは S + V + O で第3文型になる。
(第3文型はおいおい説明するので、今回はふーんくらいでOK)
目的語はVの動作の対象になる。
つまり、私は会社をrunしているわけだ。
ということで、ここでのrunは「〜を経営する」という意味になる。
経営するには対象となる会社が必要なのはわかると思う。
自動詞と他動詞とかいうとややこしくて、難しく感じるかもしれないが、結局違いは動作の対象が必要かどうかということだけ。
意味がわかれば何の事は無いが、runのように自動詞と他動詞で意味がことなる場合は注意が必要だ。
こちらに覚えておきたい他動詞と自動詞をまとめておいたので、確認いておいてほしい。
第1文型の判定
ここまでで気づいた人もいるだろうが、第1文型を作るのは自動詞しかない!
他動詞を使ってしまった時点で目的語が必要になるので、第1文型には絶対にならない。
では、自動詞がくれば必ず第1文型なのだろうか?
実はそうではない。
自動詞は第2文型を取ることもある。
ただ、第2文型はおいおい説明していくので、軽く流しておいてもらえればいい。
とりあえず、今回は V + 前置詞句 がきたら第1文型ということを覚えておいてほしい。
どういうことかというと
の場合、into the company が前置詞句で文の要素にはなり得ないので、構造的には S + V で第1文型ということになる。
(ちなみに、run into は「偶然出会う」という意味も重要)
倒置のパターン
いわゆる「There is/are 構文」も第1文型だ。
これは
となっているだけだ。
なぜ倒置が起きるのかというと、英文には流れがあって、旧情報→新情報という順で書くからなのだが、細かいことはまた後日。
覚えておいてほしいのは、
there は副詞だから文の要素になり得ない
↓
主語や動詞は何?
ということを意識すること。
なんとなく訳せるからいいというのではなく、なぜその訳になるのか考えるようにしよう。
まとめ
今回は第1文型について説明した。
はっきり言って、第1文型だとわかったからテストで点が取れるわけではない。
ただ、これくらいはわかっていないと、まず授業についていけない。
基本中の基本として理解しておこう。
第1文型は長文中で出てくることもあるが、むしろ英作文でつまずきやすい。
それは他動詞と自動詞の区別がついていないのが主な原因だ。
第1文型+前置詞句と第3文型は日本語で考えるとごちゃつきやすいので、動詞を覚える時は、自動詞か他動詞かもセットで覚えるようにしよう。
倒置のパターンもあるが難しく考えず、落ち着いて主語と動詞は何か考えるようにしてほしい。
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