効率的に勉強するならまず復習! 復習のメリットと復習法
勉強法
2019.02.20
目次
塾講師のグチ
いきなりこんなことを言ってしまって恐縮だが、とりあえず聞いてほしい。
おまえらなんで復習せぇへんの!?
指導していて一番しんどいなぁと思うのは、以前やったことを完全に忘れてしまっているとき。
別に忘れるのはしょうがない。
なんなら100回でも200回でも説明しますよ。
そりゃこっちも仕事ですし、記憶に残らない授業してる方が悪いって言われればそれまでですよ?
でもさ、ちょっとくらい覚えとこうって努力はしてくれてもいいんじゃないだろうか?
「記憶力がないから」という人もいるが、ポケGO英語版でやって、ポケモンの日本名と英語名完璧に覚えてるやつに言われても納得できない。
単純に復習する気がない人が多いので、一度復習の重要性について考えておこう。
そもそも復習って必要?
一度解いた問題をもう一度解くのは面倒だし、それなら別の問題を解いた方が楽しいし、勉強した気にもなる。
確かに一理あると思う。
そう言っている人が勉強大好きな人ならね。
一度解いたことあるからやらないと言っている人の大半は勉強が嫌いな人だ。
そして、可能な限り勉強時間を減らしたいと思っている。
完全に勉強したくないなら復習は必要ない。
というか、塾に来る必要がない。
以下は勉強はしたくないけど勉強ができるようになりたい人だけ読んでくれればいい。
勉強したくないなら、とにかく徹底的に復習しろ!
復習が大切なたった1つの理由
学校でも復習が大事とは言われていると思うが、そもそもなぜ復習が大事なのだろうか?
それは、とにかくコスパがいいからだ。
勉強時間を減らしたければ、とにかく効率を上げるしかない。
新しい問題を解くより一度解いたことのある問題を解く方が圧倒的に効率がいい。
当たり前のことのように思えるが、このことを理解していない人が意外と多い。
問題集で類題も全部やろうとして挫折した人もいるだろう。
類題とはいえ、全く同じではないのだから、どこかで思考する必要がある。
これが効率を悪くする一番の要因だ。
一度やったことのある問題なら完全に理解しているので、そんな時間は一切不要だ。
考える時間が短くなれば、脳みそは疲れないし、サクサク進む。
そして繰り返し回数が増えれば増えるだけ、復習にかかる時間は少なくなる。
どんな人でも授業を受けていれば教科書を1周はするだろう。
授業でやっているんだから当たり前だ。
この教科書の復習を徹底してやっておけば、1冊を1時間で見直すことも可能になる。
参考書1冊丸々頭に入っていれば、大抵の問題はなんとかなると思わないだろうか?
復習の方法
では、具体的にどうやって復習するのか確認しておこう。
問題を解く
とりあえず問題を解くなり、暗記事項を覚えたりしないことには始まらない。
ここで重要なのは、自分がどの程度理解できたか把握しておくことだ。
理解できているなら軽く見直すだけでいいが、いまいちよくわかっていないなら時間をおいてもう一度考える必要があるだろう。
ただし、理解できないからと言ってむやみに時間をかける必要はない。
初回はどの程度理解できているのかチェックするくらいの軽い気持ちで取り組めばいい。
初見で完全に理解できたなら○、少し考えたらわかるものには△、考えてもわからないものには×をつけておこう。
この時きちんとノートを作っておこう。
ノートがあるとどこが苦手かよくわかるので復習の効率をあげることができる。
翌日の見直し
翌日に1回目の復習を行おう。
○が付いているものは軽く眺めて、問題なさそうなら以降はとりあえず見なくていい。
△も軽く眺めて覚えているかチェックしよう。ただし、こちらはまだ理解度が怪しいので週末にもう一度チェックすること。
×は少し時間をとってもう一度考えてみよう。
理解できれば△に変える。
わからなければ一旦諦めて、友達なり先生に教えてもらおう。
無駄に考え込んではいけない。
週末の見直し
週末になったら1週間の総復習をしよう。
△のものを重点的に見ていくようにして、さすがにわかるなと思ったものは○に変えよう。
不安が残るようなら△のまま残しておけばいい。
来週また見直せばいいだけの話だ。
真面目な子に多いのだが、自身が持てなくて○にするのをためらう人がいる。
○にしたんなら完璧じゃなきゃ!と思うのもわかるのだが、そもそも1度で終わりなワケが無い。
2周目3周目があるのだから、とりあえず○にしておいても問題はないだろう。
2周目以降
1周目が終わったら2周目に入ろう。
2周目は丁寧にノートを作る必要はない。
すでにノートは完成しているはずなので、ノートをみながら復習していこう。
ノートを見直すだけで自分の弱点を再認識できる。
何度も苦手なポイントをみておくと、別の問題で出てきたときの感度がよくなり、得られるものが多くなる。
ここでのポイントはスピードだ。
ここで時間をかけていると次の課題に進めない。
流し読み程度でいいので、スピードをあげてサクサクチェックしていこう。
理想は問題を読んだだけで解答の流れがイメージできることだ。
英語や古文などは原文を読んだだけで自然と日本語が出てくるレベル。
数学や物理は問題文を読んだだけで解答の流れがイメージできるレベルが理想だ。
このレベルになったら○にしておけばいいだろう。
どうしても苦手な問題は△を、理解したつもりだったけどさっぱりわからなくなっている問題は×をしておこう。
×の問題は友達や先生に必ず質問して理解しておくこと。
△の問題は3周目4周目と繰り返す中で○にできるように頑張ろう。
3周4周というと不可能のように思えるかもしれないが、実際のところ余裕だ。
なぜなら1問あたりにかかる時間が圧倒的に短くなるから。
数学の問題などであれば、1問1分程度で復習できるようになる。
隙間時間の10分で10問復習ができるのであれば、やってみようという気にならないだろうか?
ノートの実例
僕は復習用のノートを作ることをおススメしているが、「具体的にどんなノートがいいの?」とよく聞かれる。
これはなかなか難しい質問だ。
一概に「これじゃなとダメ!」というのはない。
答えになっていないかもしれないが、後からみたときに自分がわかりやすいノートが一番いい復習ノートだ。
復習ノートの目的は、復習の効率化だ。
効率よくできないのでは、ノートにまとめた意味がない。
だから問題文もきちんとノートに書くべきだし、ポイントもまとめておくべきだ。
とはいえ、これでは丸投げすぎるので、僕の使っていたノートを晒しておこう。
数学
英語
他の人にはわかりにくかもしれないが、僕はこれを見るだけで問題の概要から全部説明できる。
ノートなんか自分がわかればそれでいい。
気楽に作っていこう。
まとめ
ついついグチをこぼしてしまったが、今回言いたかったのは勉強時間を減らしたいなら復習しろということだ。
復習のコストは確かに高い。
結構時間がかかるのも事実だが、うまくやればかなり時短できるものだ。
最初に取り組む時はかなり時間がかかるが、どうやったって時間がかかるので思い切って丁寧にやってみよう。
完璧に理解する必要はないし、問題が解けなくっても問題ない。
ただし、何が問題なのか?ということは確実に押さえておくこと。
この時ノートにまとめておくと後で見直しがしやすい。
課題の把握さえきちんとできていれば次回はそこだけ見直せばいいので、一気に効率がよくなる。
問題集1冊1時間で復習できるなら、余った時間は寝ようが遊ぼうが好きにできる。
とにかく勉強時間を減らしたいなら復習だ。
騙されたと思って徹底的にやってみてほしい。
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