計画通りはまず不可能!少しずつ修正を加えるPDCA学習法
勉強法
2019.01.14
目次
PDCA実行シート
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1週間単位の計画法
計画を立てるにしても、何も考えずに計画を立てると絶対に実行不可能な計画になったり、完璧にこなしても目標を達成できないような本末転倒な計画になったりしてしまいます。
計画を立てるにも方法があります。本当はもっと長期目線で考える必要がありますが、今回は分かりやすいように1週間単位の計画の立て方を説明しようと思います。
スケジュール作成の基本ステップ
STEP1:スケジュールを立てる!
1週間でやらなければならないタスク(宿題など)を洗い出します。
タスクが分かったら、それを1日単位で分割します。
分割したタスクを日ごとに割り振り、スケジュールをたてます。
STEP2:とりあえず実行!
タスクを実行に移します。重要なのは実行記録を付ける事。
予定していた計画を達成できなくても大丈夫。
次の回で調整すればいいのです
STEP3:フィードバック
スケジュールの進度を確認します。
うまくいっていなくても大丈夫!
うまくいかなかった原因を見つけて、修正を加え次の計画につなげよう!
この3つのSTEPの中で一番重要となるのはSTEP1です。
これだけではわからないと思うので、STEP1をもう少し詳しく説明しておきます。
スケジュール作成の詳細
STEP1-1:やる事を洗い出す!
1週間でやらなければならないタスク(宿題など)を洗い出します。
ここで大事なのはとにかくたくさん書き出す事。
あとでやらなければならないことが出てくると負担が大きくなるので、分かる限りすべて書き出しましょう。
友達と遊びに行く予定だったり、趣味の時間も書き出しておけばそれらも含めて計画を立てる事ができるので、無理のない計画が立てられるようになります。
STEP1-2:タスクに優先順位を付ける
タスクには重要度があります。
なんとなくあれもこれもとやっていると、結局すべてが中途半端になり、なにも終わっていない…と言うことにもなりかねません。
きちんと優先順位を決めましょう。
このとき、遊びは優先順位を低くしなくちゃ…と思わないようにしてください。
遊んでばっかりでは困りますが、たまには息抜きも必要です。
特に時間に余裕がある1,2年生の頃は、遊ぶことも勉強だと思っていても問題はありません。
やる事さえやっていればそれでいいのです。
STEP1-3:タスクを具体的にする
やりたいことであれば「ギターの練習をする」といった漠然とした内容でも実行に移せますが宿題などやらなければならない事だとどうでしょう?
「勉強をする」といった内容で本当に実行できるでしょうか?
なんとなく勉強しなくちゃと思っていても、なかなか実行できないもの。
これは何をするのか具体的に決まっていないのが原因です。
「問題集P38~50までやる」といったように1週間のタスクを書き出しましょう。
そうすれば目標が明確になり、実行しやすくなります。
ちなみに、目標の明確化はもっと長期的な計画を立てるときにも有効です。
早く志望校を決めようと言われるのは志望校を決めることで、合格に向けて勉強しやすくなるためです。
STEP1-4:タスクを日割りにする
タスクを日割りにします。
具体的なタスクをさらに細分化することでやる事リストからタイムラインのスケジュール表に載せられるようにするためです。
1週間の予定なので7で割りがちですがこれは失敗の元。
毎日コツコツやるのが理想とはいえ、実行するのはほぼ不可能。
予想外の出来事は常に起こります。毎日完璧に予定がこなせる可能性は低いので予備日も含めて基本的に5で割るようにしましょう。
こうしておけば万が一計画通りいかなくても対処できるし、毎日じゃなくていいんだと思えばその分負担も減るはずです。
予備日は自分の好きに使えばいいのでモチベーション維持にも役立ちます。
STEP1-5:スケジュール表を完成させる
分割したブロックをスケジュール表に移していきます。
予想時間も書いておけばこの後のフィードバックに役立ちます。
スケジュール表を埋めていくにあたって動かせない予定から先に入れていきましょう。
どうしても時間が厳しいようであれば予備日を使うなどの方法もありますが、そもそも量が多すぎる可能性もあります。
もう一度やる事リストを見直して優先順位の低いものは思い切って切り捨ててしまいましょう。
欲張りすぎると計画が破たんし、結局なにもできなかったということになります。
ここまででSTEP1は終了です。
おそらくそれなりに実行できそうな計画表が出来上がったと思います。
次にSTEP2ですが、これは簡単です。
ただ計画通りに実行するだけです!
ポイントは実行の記録を残しておくこと。
これだけ守っていれば大丈夫です
1週間後
さて、計画通り進んだでしょうか?
完璧に進んだ人はほとんどいないと思います。
ここであきらめる人が非常に多いのですが、ご心配なく。
計画は達成される方がいいに決まっていますが、うまくいかなかった計画からも学ぶことはたくさんあります。
たとえば実行の欄を見てみると、時間が予定よりかかっている事、予定通り開始できていない事が分かります。
予定より時間がかかるなら内容をもっと基礎的な事にするとかテレビを見ていて開始時間が遅れるなら録画しておくなど対処法を考えましょう。
スケジュール通りに動く事よりもこなせるスケジュールを作ることに重点を置いてください。
スケジュールの達成具合から自分の性格を把握すれば、自然と自分にあった計画が立てれるようになります。
時間はかかりますが、少しずつでいいので改良を加え、自分なりのスタイルを確立するようにしてください。
PDCA実行シート
今回の説明で使った図をまとめたPDCA実行シートを用意しました。
DLは無料なので、自由に使ってくださいね。
まとめ
・最初から計画的にタスクをこなすのは不可能!
・まずは達成可能な計画を立てることからはじめる
・慣れるまでに時間がかかるので、外部の力を借りるのもアリ
一度実行可能なスケジュールを立てることに慣れてしまえば、あとは少しづつ分量を増やしていけばいいだけです。
0→1よりも1→10の方がカンタンなので、まずは計画性を身に付けることを重視してみましょう!
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