勉強したくない理由とやりたくないことをやる方法(その1)
目標達成
2019.01.04
目次
がんばりたいけどがんばれない理由(前回の復習)
前回はマズローの「自己実現理論」をひっぱり出してきて、目標にも順位がありますよ。
ということをお話ししました。この時期ですと、中高生だと、とにかく友達と遊ぶのでいっぱいいっぱいといったご様子。
僕は友達が少ないので、いまいち理解できないところではありますが、分析してみると、友達と遊ぶというのも「社会的欲求」に該当しますね。
誘いを断ったら仲間外れというのも良く分かりませんが、現状そうなるので仕方ありません。大事ですね。人付き合い。僕も少しは改めた方がいいですかね…。
優先順位が変わるタイミング
本題に戻りますが、より優先度の高い(欲求階層の低い)目標から達成していくのが当然です。
つまり遊ぶ>勉強なわけです。お父さん、お母さん、あるいは学校の先生からすると、ふざけるな!勉強しろ!と思われるかもしれませんが、まぁ土台無理な話です。諦めましょう。終わり。
これでは話にならないので、低順位の目標を達成するためにどうしたらいいか考えてみましょう。
低順位ということは、欲求階層が高いということです。つまり、より人生のミッションともいえるような目標になっているわけです。
マズロー先生によれば、一度高位の欲求段階を経験したものは、下層の欲求に対して耐性がつくとのことです。
どういう事かというと、時折聞く飲まず食わずで奉仕活動する、というような話ですね。
仕事でもいいです。メチャクチャがんばって契約が取れた。だから次はもっと!となってどんどんがんばる。友人にもそう言う人がいますが、勤怠状況だけ見たらとんでもないブラック企業に勤めている人ですが、本人はその自覚なしです。
むしろ、会社は働き方改革で残業削減をしていて、そのことに文句をいっている始末。
まぁこれは極端な例かもしれませんが、皆さんも多かれ少なかれこういった経験をしたことがありませんか?この状態になった時の瞬間最大風速は物凄いものがあります。
なので、作戦その1として、自己実現欲求のレベルを一度経験させる、というものがあります。
自己実現欲求の実現
一番てっとりばやいのは、「夢」をもつことです。
将来プロ野球選手になる!と思っている人は物凄く練習しますよね?同じような話で、将来医者になる!と本気で思っている人は物凄く勉強します。
前者は甲子園特集などで取り上げられたりするので、知っている人も多いと思いますが、勉強だって同じです。
野球だから頑張るんじゃなくて、目標に向かって頑張っているのです。
ここ重要!なぜか勉強だと勉強することが目的になっちゃうんですよね…。
これについては学校や塾側にも問題があると思いますが、とにかく目標の設定がおかしなことになっているから、モチベーションもおかしなことになっているのです。
とはいえ、将来なにがしたいのか分かんない…という人が多いのも事実。
僕は建築学科の出身で、周りはほとんどが建築関係の仕事がしたくて大学に来ている人だらけ。(まぁ阪大の建築は進振もどきのようなシステムなので必ずしも建築好きばかりではありませんが)特に理系の学科は専門職に就く人が多く、ある程度目標を持っているので、就活でも数社しか受けないという人が多いのです。
一方で、文系の友人から聞いた話では、100社近く受ける人もるとのこと。業種もバラバラで、とりあえず大手!といっているから性質が悪い。
まぁ極端これは極端な話ですが、大学生でも目標を持っていない人も多い印象を受けます。大学生でこれなのだから、中高生に将来の夢という方がムリがあるのかもしれません。
でも、中には夢を持っている人はいるわけです。
この差は何か?簡単です。夢に出会ったからです。これは完全な確率論です。
夢との出会い方
さて、どうやったら確率が上がるのか?下手な鉄砲論でとにかくいろんなことをしてみたらいいのです。
ここ注意してほしいのは、いくら数を打っても明後日の方を向いていたのでは当たりません。なので、「自分の興味があること」をやるのがポイント。
興味があることがないと文句を言う人はオススメの方法があります。
google先生に聞くのです。具体的にはgoogleで検索して何かしらのサイトを開いたら、そのままタブを閉じずに置いておきます。
1ヵ月もすれば随分タブがたまるので、そこらで一度整理します。順番にタブを閉じていきましょう。
すると、過去に自分が検索したものが見えてきて、興味があるものが一気に把握できます。
同じような手法で、twitterの公式アカの整理を行ってみるのもいいと思います。ツイートを見るのではなく、どんなアカウントをフォローしているのかを見ます。
僕の場合、首相官邸、日経電子版、アニプレックスプラスなど割と趣味が分かりやすいものに…。さらすと恥ずかしいですが、自己分析にはいいと思いますよ!
もし興味があることが見つかったら、その夢までの道筋を考えてみましょう。
案外簡単にみえてくるものです。やりたいことが分かっていれば、僕たちもアドバイスがしやすくなりますしね。
この過程で、大学に進学したほうがメリットがあるということになれば、しっかり勉強するようになるでしょう。
もし、ミュージシャンになりたいというのであれば、勉強するより楽器なり歌なりの練習をした方がいいでしょう。(これも広義には勉強です)
注)もともとどうやって(学校の)勉強をさせるか、という話で、結局勉強しなくていい、という話になってるじゃないか!といわれるかもしれませんが、本当にやりたいことが見つかったなら、迷わずそれに向かうべきです。
もちろんそれ相応のリスクは伴いますが、それは学校の勉強をこなしていても変わりません。リスクヘッジとしての勉強についてはまた記事を書こうと思います。
夢を持つことの弊害
さて、どうやって低位の目標を達成するか?という問題に対して、将来の夢を見つけてみよう、という答えを出してみました。
ただし、注意点もあります。それは、ムキになるな!ということです。
先に書いたような方法でうまい事夢が見つかった!それを達成するために頑張る!というのは非常に良い流れですが、ここではまるのが「夢固定症候群」(僕が勝手に言っているだけ)です。
自分で決めた目標だからそれに向けてがんばるのは良いのですが、あまりにも固執して自分を追い込むことがあります。
自分ではその気がなくても、追い込まれることもあります。例えば進路指導で、やりたいことが変わったからという理由で志望校を変えたら、今更ムリ!と先生に突き返された、と言う話を聞いたことがあります。
信じがたい話ですが、それで行きたくもない学校を受験していたらと思うとぞっとしますね。(その生徒にはその指導を無視するように伝え、結局自分の希望を押し通してもらいました。もちろん合格しています)。
目標は変わっていいのです。
達成する方法も変わっていいのです。
やりたいことをやったらいいのです。
今回のまとめ
随分と話があっちこっちいってしまったので、ここで一度まとめておきます。
・勉強しないのは勉強<遊ぶになっているから。
・一段階上の欲求を満たすための目標設定をしよう。
・勉強そのものを目標にしてはいけない。
・将来の夢を目標にしよう
・自分の興味のあることをみつけよう
・目標にこだわりすぎないようにしよう
今回はここを押さえておいてほしいですね。
記憶にないかもしれませんが、第1の方法って言ったからには第2の方法もあるんですね。
ただ、一度に書くと長くなるので、今回はここまで。次回をお楽しみに!
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