いつやればいいの? 赤本のメリットと使い方
勉強法
2019.01.30
目次
そもそも赤本ってなに?
正確には教学社さんの出版している大学入試シリーズのことですが、その他の過去問題集のことをさす場合もあります。
ものによって解説の詳しさなどの差はあるのですが、赤本解いてる?と聞かれた場合は、過去問解いてる?と聞かれていると思って大丈夫です。
しかし、赤本には問題以外にもたくさんの有益な情報が書かれています。
赤本をやるメリット
過去問の傾向がわかる
問題を解いて、過去にどんな内容が聞かれたか、どんな形式で出題されたかを確認しましょう。
2、3年分しかないものでも、しっかりと分析すれば傾向の把握は十分に可能です。
倍率がわかる
赤本には、志願者数と合格者数が書かれています。
志願者数を合格者数で割ると倍率が計算できます。
倍率が大きければ大きいほど、志望する学科の人気度がわかります。
ただし、ここで注意しておいて欲しいのは、倍率が高い=合格が難しいというわけではないということ。
いくら倍率が高くても、試験の順位が定員数よりもよければ必ず合格します。
受験は宝くじではありません。
合格最低点がわかる
そこで注目して欲しいのが、合格最低点。
赤本には合格最低点が書いてあります。
単純に考えて、過去問を解いてみて、合格最低点より点数がよければ合格していたことがわかります。
倍率が高くても合格最低点以上の点数を取れれば合格するわけですから、この点数をいかにとるかということを考えて戦略を立てましょう。
対策法がわかる
赤本には各科目の対策法が書いてあります。
基本的な勉強法はもちろん、志望する大学の傾向を踏まえた対策も書いてあるので、勉強の指針を考えるのに役立ちます。
赤本に取り組むタイミング
赤本に取り組むタイミングはいくつかあるのですが、大きく分けると3つあります。
志望校が決まったタイミング
志望校が決まったばかりの時期に赤本を解いてもほとんどと解けないでしょう。
じゃあ意味ないじゃん!と思うかもしれませんが、まずはどの程度のレベルが要求されているのかを確認することが大切です。
解けなくてもいいので、要求レベルを肌で感じてください。
時間を測って本番を意識して解きましょう。
夏休み明けのタイミング
夏休みは基本事項の徹底を行う期間。
夏休みにきちんと勉強できていれば、基礎は固まっているはずです。
そのタイミングでか赤本に取り組むと、基礎と応用の境目がよくわかるはずです。
初めて解いた時には解説を読んでもよくわからなかったと思いますが、基礎がわかっていれば、どのように応用しているかわかるはずなので、応用のパターンを学習しましょう。
この段階で一度、赤本に乗っている問題は満点が取れる状態になるまで繰り返し解いておきましょう。
本番1週間前のタイミング
これまで赤本に取り組んできたのであれば、ほとんどの問題は解けるはずです。
しかし、本番は緊張するので、時間配分がうまくいかなくなったりするもの。
全体でコントロールするのは難しいので、大問ごとに細切れにして、設定した時間配分の時間内に解くためには、どの程度のスピード感で解けばいいのかチェックしておきましょう。
まとめ
赤本は効率よく志望校対策をするためのツールです。
メリットとして、
・過去問の傾向がわかる
・倍率がわかる
・合格最低点がわかる
・対策法がわかる
といったことが挙げられます。
・志望校が決まったタイミング
・夏休み明けのタイミング
・本番1週間前のタイミング
の3つのタイミングで問題演習を行なって本番に備えましょう!
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